気分の記録をグラフで見ると何が分かるのか

毎日の気分を記録していても、「これを続けて何が分かるのか」と感じたことはないでしょうか。1日ごとの記録は「今日はまあまあだった」という主観の積み重ねに過ぎず、それ自体からは何も見えてこないように思えます。

しかし、同じ記録を並べてグラフにすると、1日単位では気づけないことが見えてきます。

「良い・悪い」だけでは見落とすもの

日々の気分は、その日その日の印象で判断しがちです。しかし人は直近の状態に引っ張られやすく、「ここ最近ずっとこんな感じだ」という思い込みと、実際の記録が一致しないことがあります。

たとえば、悪い日が続いた後は「ずっと悪い」と感じやすく、その中に混ざっていた良い日を忘れてしまいます。逆に、良い日が続いた直後は、少し前にあった不調を軽く見積もってしまうこともあります。

グラフにすると見えてくること

記録をグラフにして眺めると、主観だけでは気づきにくいことが見えてきます。

「良い悪い」ではなく「波の幅」で見る

グラフを振り返るときに大事なのは、平均が良いか悪いかだけを見ないことです。同じ平均でも、波が大きい状態と穏やかな状態では意味が違います。

波の大きさに注目すると、「最近調子がいい」だけでなく「最近は波が穏やかだ」「振れ幅が大きくなってきた」という、より具体的な変化に気づけます。

グラフで振り返るための道具

日々の記録を自分でグラフにまとめるのは手間がかかります。

「こころメモ」というiPhoneアプリでは、選ぶだけで記録した気分や元気度を自動でグラフに表示し、週単位・月単位で振り返れます。記録をつけるだけで、波の見える化まで含めて負担なく続けられます。